木材運搬軌道跡発掘プロジェクト 第9回調査レポート
円通寺トンネル他探索編
2004年4月10日、乾物屋の調査物件のロケーションを確認するため、GPSをもってでかけてきました。
円通寺のトンネルを目指して、軌道跡をトレースします。写真は高野町の飲用水の水源地です。「用途 真別処水源施設、導送水管敷」と標されていました。取水口とポンプ室を写真に収めようと撮影場所を求めて飛んでいるところ。まだまだ若いつもりですが、この後、息がきれてます。
寺の近くには木橋が残っていました。

先へ進むと第8回の調査レポートで予告していた円通寺トンネルです。ちょっと寄りで撮ってみました。出口のあかりが見えています。

乾物屋がなにか見つけた様子。このトンネルではレールジョイントや漆喰加工された釘等をみつけることができました。
枕木です。ほぼ完全な形で残っていました。レールは撤去されています。

送電のための碍子も複数箇所に認められました。

トンネルの中程は水が貯まっている上に崩落していたため、反対側の入り口を探すために山を登りました。GPSの示す位置情報によるとここがトンネルの真上です。
西側の入り口です。東側よりも崩落しています。ここから先もしばらくは軌道跡をトレースすることができました。
西側の中に入ってみましたが、このように水が貯まっています。浮かんでいる木材は、たぶん入り口の閉鎖に使っていたものではないでしょうか。
円通寺のトンネルの調査を終えて、尾根に登り、歩いていたところ、こんな施設を発見しました。貯水施設のようです。そういえば、乾物屋が前にこの付近で現地の方に話をうかがっていた時に、昔は貯水池を利用して飲用水を確保していた事、現在はレポートの最初にご紹介した水源地から水道を引いている事を聞いて帰ってきた事を思い出しました。
水色にペイントされた新しい換気口やゲートの操作ハンドル等は、この施設を山火事等の防災のために利用するためのものだそうです。
乾物屋 レポート2の補足情報
花坂の連なったトンネルですが、レポート2の下側の写真に写っている手前のトンネルは、排水路を設けるための水道橋でした。林鉄とは無関係なようです。
左の写真は花坂線と本線の分岐ポイント。fitは本線から花坂線への分岐するところです。
fitの先には既に橋はなく、橋台だけが残っています。対岸までの中間点にも橋台が残っていました。
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