木材運搬軌道跡発掘プロジェクト 初回調査レポート
秘境駅間トレッキングという遊びを思いついて探険してきたことを、仲良くしていただいている友人「乾物屋さん(ハンドルネーム)」に話したところ、あの辺りには昭和34年頃までトロッコ列車が走っていたらしいという情報を頂きました。
そこで中学生時代に鉄道ファンだったという乾物屋さんにアドバイス協力を要請し、遊び仲間のNESSYと3人で軌道痕発掘プロジェクトを立ち上げることにしました。
まずは、当時の地形図からルートをトレースしてみようと考え、大型書店を探しましたが、古い地形図がみつかりません。図書館で郷土史や図誌を閲覧したところ部分的ではありましたが昭和9年測量の地形図を入手できました。確かに木材運搬軌道が記載されています。
最初の調査は2003年2月1日にNESSYの愛車でのドライブでした。広範囲を一日でまわって当地の雰囲気をつかもうという作戦です。
早速、このような高架跡らしき構造物を発見します。以後、怪しそうな物件は写真と併せてGPSによるロケーション情報も控えておくことにしました。
民家の横にもこのような橋が架かっています。この幅の道が東に向かってずっと続いているようでした。
トレッキングで調査にくる日が待ち遠しい。
上の写真のすぐ近くに用途が不明な構造物を発見しました。コンクリート製なのですが、素人目には落石を防ぐには強度が足りなさそうだし。

2003/11/2調査報告に追記があります。

橋脚の残骸らしいのですが、すぐそばに立派な橋が架かっていて現時点ではこれもまた現役時代の用途は想像できませんでした。
今は断片的に構造物をピッキングしていますが、いつか謎が解明できるとうれしいな。

神谷と極楽橋という地域を走り抜けて上古沢駅付近に車をデポ。南の方向にあらかじめ地図上でトンネルがありそうなポイントをチェックしていたので、トレッキングを開始しました。
早速、軌道跡のような風景が広がります。

ビンゴ!
調査開始後、初のトンネルをみつけてNESSYとふたりで大喜びです。
手掘りの小さなトンネルで壁面もむき出しでした。
トンネルを抜けて反対側(南側)は、通常コンクリートや石で造られている入り口(ポータル)すらないワイルドさです。
トンネルの内側には一定間隔で送電線固定のためのガイシが残っています。
さらに抜けた先を進みたかったのですが、今日は時間がないので、車に戻り古沢方面に向かうことにしました。
生活道路だと思っていた峡幅の道路はどうやら軌道跡を鋪装して利用してるようです。本日、2つ目のトンネルを見つけることができました。
中は資材置き場としても利用されているようでした。写真は、反対側です。
この先も次回のお楽しみにとっておくことにしました。どんなルートで下古沢へ抜けるのかな。第4回調査で、下古沢からこちらへのレポートをしています。
高野下という地域を通過して九度山方面(軌道の終着点である営林署のある地域)へ向かう途中、運転中のNESSYが「オーッ」と声を上げます。
ドライブインのような店の近く国道沿にレンガの凝ったポータルを施されたトンネルを発見です。
ズームアップした写真です。反対側は完全に埋まっていました。古い地形図の情報では、この付近から軌道は国道を挟んで反対側に展開しているようなので、ちかくに橋脚の跡を見つけることができるかもしれません。

2003/11/2調査報告に追記があります。

実は今回の調査の時点では軌道が標された地形図は未入手だったので、見つけたトンネルなどの位置関係も理解できていなかったのですが、その後、上記の地形図を手に入れられたことから次回以降の調査プランを決定することにしました。

また、乾物屋氏が林野庁の関連施設だと思うのですが、足を運んで資料閲覧などを基に彼の持つ鉄道関連のノウハウ(軌道敷設上論理的な勾配や最小回転半径)を併せて書いてくれた予想軌道図も貴重な資料として利用させてもらうことにしました。

今後、時間をかけて日帰り調査を数回繰り返し、タイミングをみてテントを担いでの踏破を予定しています。

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