木材運搬軌道跡発掘プロジェクト 特別レポート
和泉水力発電 九度山発電所導水路跡編
2003年2月1日の第1回調査の時に見つけたトンネルは、その後の調査(11月2日の第6回調査)で、水力発電のための導水路と判明しました。2004年3月28日に乾物屋が九度山駅を起点に残っている水路跡をトレースしてきました。
これが、初回調査で見つけたトンネルです。
明治44年に配電が開始された300kwの和泉水力発電九度山発電所に導水するためのものです。道の拡幅のためここから山手は痕跡が残っていません。
九度山駅付近の煉瓦造りの橋脚です。下部に水路らしきものが写っています。
これが水路の中を撮影したものですが、現在使われている汚水路と思われるコンクリートの溝が配置されています。旧の送水管内部を再利用しているんでしょうか?
それともこの管は発電機用導水管とはちがうのかな?
南下して行くと、線路に沿って導水路が残っていました。
この様に煉瓦で造られたトンネルも残っています。

一部の水路はキノコの原木栽培のスペースに転用されていたりします。

水道橋も残っていますが、重厚な造りです。コンクリートとは異なり煉瓦特有の趣が感じられます。明治時代の構造物なんですよね。

南海電鉄高野線と並行する水道橋です。地面に見えるパイプのようなものにはノッチが刻んであり、なんらかの作業用に利用されているモノレールみたいです。台車のようなものが上を走っているのでしょうか。

九度山付近の高野線の軌道沿いです。車窓からの撮影です。わかりにくいですが、真中の下部に黒いアーチが認められます。ここから下に向かって水を落として発電用タービンを回していたのでしょうか。
4月3日補完調査レポート
風邪をひいて寝ている間に乾物屋が長男(ボーイズ1号)を従えてまたまた行ってきてくれました。1号の身体をはった調査のおかげで発電所の遺構を発見してきてくれました。
4枚の組み写真ですが、左上は、前回、車窓からの撮影してきた構造物です。管の中から樹が延びているのはおもしろい構図だと乾物屋のお気に入りです。左下は不動谷川岸でみつけたジェネレータの設置場所と思われる場所です。九度山町役場の対岸です。右下は上からの撮影。右上は発電に利用した水の排水口でしょうか。
内部の写真です。奥にジェネレータが配置されていたのではないでしょうか。天井から光が差しています。取水口かな。
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