TOKYO FMからラジオプログラムへの電話インタビューでの出演のお誘いをいただきました。

毎週、土曜日の朝10時30分から、全国の系列局36局で放送されているSabato Ganzinoという番組です。日本語にすると「土曜日の伊達男」みたいな意味なんだそうです。

放送されたのは、2005年4月30日でした。事前に制作サイドから会話のベースを、「キャンプでおんなのこにモテるには」を語ってねとのことでしたが、なにしろキャンプを熱心にやりはじめたのは結婚後。

とはいうものの、経験則からいろいろとお話ししたかったのですが、実際の収録時には、パパだけキャンプの話が中心になったようで受け答えにチグハグが・・・
インタビュー以前の番組進行がわからないので、どのようなネタがカブルのかもわかんないし。むりやりしゃべりたいことを叫んで終わったみたいな感じでした・・・

実は、メルマガで放送前に宣伝しちゃおうかとミーハーなことを考えていましたが、あまりにも会話が成立していなくて恥ずかしかったために、ごく親しい友人にのみ告知するにとどめました。

かなり大幅に編集してくれたおかげで、そんなにみっともない放送にならずにすんだものの、せっかくなので僕がホントに話したかった内容をここに記しますので、よろしければお読みくださいませ。さて、偶然、聴いてしまったというあなた、そして僕にとっては幸いにもお聴きにならなかったみなさま。

パーソナリティのパンシェッタ・ジローラモさんは、僕と同じ1962年生まれ。彼のエッセイ本を読ませていただきましたが、イタリアンの美意識やノリってホント興味深くて共感できる面が多いです。

さて、キャンプでモテるにはというお題をいただいて考えていたことなんですが、中学生の頃から数十年間の「おんなのこにモテたい人生」を振り返ってみて得た確信は、僕が考えていたカッコよさとおんなのこが評価していた基準に埋めようのないギャップがあったということです。

キャンプをステージに考えてみると、僕はいかにスムーズにナイフを操り、マッチ1本で焚き火を見事に効率よく完成し、コッヘルでふっくらご飯を炊ける技術、あるいはロープワークや山でのルートファインディングスキルや電子機器の操作、運転技術、それがカッコよさでモテの条件と勘違いしていた訳です。

そんな実生活にリンクが薄い能力よりも、キャンプというイベントをいかにスムーズにこなして、仲間を楽しませられるかといったプロデューススキルや思わぬトラブルが発生した際の回避能力などの方がよほど高評価につながるのではないかと感じるといった内容を伝えたかったのです。

たとえば、キャンプ場についたら、まずは車から道具を降ろす訳ですが、とりあえずは降ろした順番(つまりは積載した逆順)に手当り次第に設営するのが一般的。
でも、まずはタープを張って紫外線から彼女を守るシェルターを確保してあげて、テーブルセットと、コンパクトバーナーでお茶でも飲みながら、効率的なサイトのレイアウトを考えたり、調理用の焚き火の準備を初めてもいいはずです。だって焚き火や炭火は最初は炎があがるので、ランチの調理に最適なオキ火になるまでには時間を要しますから。

テントだって昼間に使う訳ではないから(アクティビティによっては着替えなどに使うかも)日が落ち始めてから打ち水の気化熱でテン場を冷却してから張るとか、地面の起伏を確認して、急な天候の乱れがあっても水たまりなどの影響が少なくなるようなレイアウトを気にかける。こういったノウハウ本に書かれていないことに配慮して楽しい時間を演出する能力は、頼りになるとか物事をしっかりと考え自己判断ができるといった評価を上げることにつながるんじゃないかと。

とはいえ、キャンプサイトで、冷凍庫設備なしにジェラートを作ってみせたり、直火式のカプチーノエスプレッソメーカーやパスタマシーンで「おそとカフェ」なんかを演出すればそれはそれで手っ取り早くモテそうな気もしちゃいますが...

そういった話をしたかったんですよ。放送を聴いてみて大いに反省してしまいました。


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